嫉妬という病
自分自身にあまり嫉妬という感情は存在しない。
県内では有名なお嬢様学校というしょーもない一貫校に行ったお陰だ。
入学前に突然父に部屋へ呼ばれ、世の中は不平等だし自分より多くを持ってるいる
人間が存在するが、それを妬んだり何故自分には無いんだと等と
思い悩んだ所で無い物は無いんだから、ガタガタ言うんじゃないぞ!
身の程を知れ!足るを知れ!そして、無い物は無い!!
半ば脅しのような教訓を投げつけられた。
自分は良くわからず親(というか母の謀略)により、
言われるがまま塾に通い、言われるがまま試験を受け、合格したダケなので
春から自分が通う中学校が何処にあるかも良くわかってない上に
どんな学校なのかも予備知識ゼロ。
突然の父からの脅迫に、恐怖しか沸かなかった。
一学期が終わる頃には父の言葉を薄ぼんやりと理解した。
あーこりゃ金持ちばっかりの学校だ。そして中には桁違いもいる。
そして己はマジでバブルの弾けた元成金の娘で皆と同じよーには
色々と物事は進まないぞ、こりゃ!!と不思議と納得した。
なんぜ夏休みの予定を隣の席のAちゃんに聞いたら、
お兄ちゃん達とロンドンでテニスする予定~と返ってくる始末。
ロンドンでテニスする???何故???
頭に?しか沸かない田舎者の子供は、世の富裕層の生き様を素直に受け入れるだけ。
ロンドンでテニスをしない自分を哀れんだり、テニスをするAちゃんを妬んだり等
そんな脳内処理は発動しない。そうなんだ!楽しそう!と受け入れるのみ。
スケールの違いを体感し過ぎて、持たない自分が当たり前になってしまった。
特別若い頃から、自分は自分。人は人という意識があったワケでもないけど
基本的にモノグサなので、へーそーなんだーと物事を深く考えない質なんだろう。
ただ、持つ者への嫉妬は己でもコントロール出来ず、攻撃に向かう人もいる。
そりゃねー自分が良い思いしてないのに、何でアンタが!という
シンプルなロジックが発動して攻撃に向かってしまうのは分からんでもないけど
それをやってしまったら自分を否定する事になるし惨めじゃないもんかね?
糞中年女性へと変身を遂げた同級生達の話をポツポツと聞く。
女性は残念ながら配偶者で生活がガラリと変わる。
持てる配偶者を得たかつての同級生達を口悪く揶揄する同級生達・・・・
もう本当にお付き合い出来ないわー
学生の頃も、卒業後の独身の頃も、あんな酷い事を言わなかったのに
なんで結婚後は、あんな口汚い事言うようになんだろう。
顔を歪めて他者を罵ってる彼女たちの顔たるや。醜いわぁー
優雅な生活をSNSや個人ブログ等でポストしている同級生の生活を
エンターテーメントして楽しめない人は見たらダメ!精神衛生上悪い!
そして罵ってる人々、別に惨めな生活を送ってるワケでもない。
親に家を買ってもらい、世帯年収だって1000万超えとかなのだ。
無職夫を抱え、ボロボロの家に住む私こそ嫉妬しないといかんじゃないか!
人の欲望は無限大。足るを知って~
あなた達、平均以上の暮らししてるから!!!
とりあえず、ますます友好関係は狭まるばかり。
はぁーーー良い歳の取り方するのって難しい。