同級生が地元のギャラリーで個展をするとの事で顔を出してきた。
地元の商店街の外れのギャラリー
個展うんぬんより、商店街の荒廃ぶりが壮絶だった。
死臭が漂っている。
死んでいってる町の過程を見せつけられた気持ちだ。
自分が子供の頃は多少なりとも活気があり、道行く人々がいた。
映画館にレコードショップ。パチンコ屋に本屋。
布物屋に呉服店。制服を扱う洋品店に靴屋さん。
花屋に金物屋。小さな市場に食堂やパン屋。
生活が地元で完結するのが前提だった時代の商店街。
ほぼ全店閉店し、アーケド内は日曜の朝なのに薄暗かった。
そして死臭・・・
陰鬱になった日曜の朝だった。