生活をする

日々の記録

何事も忍の一文字

 

思った事を直ぐに口に出して「そんな事がまかり通るか!」と、

納得がいかない事が起きると黙ってられない。

子が生まれるまでは、ぎゃーーー!と他者相手にやりあって

受ける不利益も利益も自己責任で消化できたが、

子が関わる事で「そんな道理の通らん事すんなや!」をすると

自分が困るだけではなく、子にとって良くない事が起きるな・・・と。

 

以前通っていた保育園に通えるように照会したら

以前は必要なかった書類が必要なそうだ。

市役所に支給認定を受けにいくと、あれ?あそこ必要??的な対応。

 

あーーー何かコレは来てくれるなというサインなのでは?と・・・

書類揃えれずに来てくれるな!って事なのかなと被害妄想が働く。

退園少し前に、担当者(保育園を運営する親会社)に

結構な勢いで噛みついた過去がある。

 

急に預かりの時間が1時間も短縮変更され、

そういう事なんでぇ~的なという対応をされた。

電話があった時は「わかりました」と言ったが、

仕事に戻り、仕事をしてるウチに沸々と怒りのマグマが煮えたぎる。

どう考えたって、一週間後から短縮で宜しく!で済むかよ。

こんな仕事の仕方するヤツが自分の下にいて、

客に対してあんな舐めた対応で電話したら個室に呼び出しするな・・・

 

確かに主人はフリーランス&受験勉強中だったので時間の融通は利く。

しかしだ、それはあくまで「たまたま」だ。

時間拘束での仕事だったらどうするんだ?

店長!一週間後から一時間早くあがります!で済まないぞ。

受け入れて当然という態度で電話してきた担当者に

何か言わずにはおれず、再度電話。

担当者不在だったので、彼女の上司に状況を説明し

再度担当者がいる朝に直接文句を言いに言った。

 

一日熟成させた怒りを担当者にお届け。

とりあえず、お前の仕事の仕方は相手に敬意もないし不愉快だ!

そんな一週間後からそういう事なんで、でスケジュール変えれる

適当な仕事してる人間の方が少数だろ?

なんだ、お前の職場はそういうシステムなんか??

え、違う??だったら何でそんな事を他者に求めるんだYO!!!!

物凄いネチネチと嫌な言い回しで熟成を放出したもの

保育士さんの調整が出来ないなら仕方がない。

けど、それを調整すんのがお前の仕事だし、仕事出来てない事に

開きおなって受け入れろとか違うからな!と熟成止まらず。

 

腹の中にあった熟成はなくなり、すっきりしたものの

これで子になんか意地悪起きたら怖いな・・・

もう保育園関係でムカっときても我慢しようと心に誓った。

 

そしてだ、恐れていた子に不利益な事が起きてる感だよ。

あくまでも予想だけど、私が熟成を届けていなかったら

状況違うんじゃなかったの感が凄い認定要請。

いや、別に取れるから良いんだけど、なんか腑に落ちない。

 

妹に、

「子供が関わる事で他人からムカつく事されても

何時もみたいに何でも口に出したらいけないよ、それが親だからね!」

と金言を既に頂いていたのに、やってしまった自分。未熟だったよぉ~

 

とりあえず、同じ轍は踏んではいけないので

ムカっときてもお腹に貯めます。

けど、イライラするのは止まらないけどな!

あの糞女め!ずっと憶えておくからな!!!

 

 

 

マジョリティな感性

 

楽しい奴だな・・・ふふwっていうダケで主人と付き合い、

こんなヤツならずっと退屈しないな・・・で結婚したので、

理解の範疇を超える感性で主人は笑かしてくれる。

 

絵を描かせれば、ジョン・ゲイシーの生まれ変わり!!!という

サイコ具合を発揮し、私の友人たちをザワザワさせる美的感性。

私を含め、友人たちの殆どが同じ美大予備校の出身なので我々は知っている。

ああいう絵を描くヤツはマジでヤバい奴だと・・・

予備校時代にいた向こう側の住人であったアイツと同じテイスト。

 

主人は作り話をするのが好きなのだが、想像力がなんかサイケ・・・

ケアルックでも乗り移ってるのか?という具合になんかドラッグアウト

してるようなグニャグニャした世界観の話を嬉々として話してくる。

本人曰く、狙ってグニャグニャした世界の話をしてるそーなのだが

狙ってるとかの問題じゃなく、その風景が頭に浮かぶのがヤベーよ。

別に暴力的でも猟奇的でもグロな世界感でもないけど、

なんだろう・・・・30過ぎた成人男性にやどる幼児特融な混沌の世界観。

 

素面なんだよな、主人。

アルコールも普段は飲まないしドラッグなんかもしない。

基本素面で感性が狂い寄りっていう・・・

 

なんか子に主人の独自性が出てる感が垣間見れる。

アンパンマンもしまじろうも、一切興味を示さない。

おかあさんといっしょは、音楽があるので踊る位はする。

大好きなのは、ピングーとテレタビーズ

ピングーは可愛い見た目とは裏腹に結構シュール&ダーク。

テレタビーズは子供番組なんだけど、漂うヒッピー感。

peeweeのプレイハウスどうだろう?となっていたがストップ。

※あいつペドだしな・・・

 

母的にはマジョリティな感性を持ち合わせて欲しい。

何か馴染めない・・・みたいなのを子に経験させたくないぃ~

 

母、心配。

主人の突き抜ける感性が子に行ってるか。

風変わりクラスタに子供って厳しいからな・・・

マジョリティから外れているのって阻害感がある。

特に子供の世界は狭い。その世界が全ては無いのを教えてあげるのが

親の役目なんだけど、親では埋めれれない子供の世界。

没個性を求めるワケじゃないけど、子には疎外感を感じて欲しくない。

何時もなんか、ココじゃないんだよなぁ~っていう気持ちで

子供時代を過ごして欲しくない親の願いなんだよぉ~

 

 

 

 

 

 

初動物園

 

先週末に、そろそろ暑さが和らぎ気味だったので動物園に初挑戦。

動物というか、四足歩行の生き物を見ると「ワンわ」と大喜びするので

子喜ぶだろうなぁ~と親御心満載で行くことにした。

 

 

本来なら弁当を作って張り切る所なのだが、

動物園近くに大変美味しそうな話題のパン屋があるので

パン屋にて昼飯を調達し向かった。

焼きたてのパンを食べさ過ぎで、到着して一番に昼飯。

キッシュ美味しかったぁ~硬いパンも美味しぃ~

 

狼を「わんわ!」と言い、喜ぶ子。

まぁ犬的な生き物だけど、犬ではないよ・・・

狼のお向さんがバッファローで特大うんちを放出。

獣臭が溢れ過ぎるので移動。

ヤマアラシやら、ビバーやら基本動物は暑さにウンザリしてる。

真夏日ではなかったが、昼過ぎから気温上昇。

 

f:id:narippa:20170909160329j:plain

姿を見せぬビーバーに思いを馳せる子。

なぜニヤニヤしてるのかは不明。

 

けっこう暑い・・・つーか、めちゃ暑い・・・

中年夫妻の体力をジリジリと奪っていく。

正直、動物どころではない。もっと秋でないと動物園しんどい。

水生動物部門で涼みをとったものの、表に出たら弱る両親。

 

f:id:narippa:20170909160842j:plain f:id:narippa:20170909160850j:plain

日陰を求め休憩場所に行くと、廃墟のような乗り物乗り場が。

じゃじゃ丸・・・ぜったいにコレ私が子供の頃からあったヤツに違いない。

動いてないパトカー(お金入れたら動くかもしれんが、怪しい所)が

子にとって一番のモーメントだった。いちばん喜んでいた。



廃墟で終わってはいかんと猿を見にいくと猿の動きに子が大びびり。

犬&猫は良くてもお猿さんはNGなようです。

f:id:narippa:20170909161339j:plain

f:id:narippa:20170909161406j:plain

 

よし、それならふれあい動物園はどうだ!と

ヤギさん餌やりに挑戦した所、ヤギの突進をくらい

聞いた事もないような絶叫大泣きをして子、終了~

ヤギの突進にて私はパンツが破れる緊急事態、母も終了~

(見えない場所だが、パンツ破れてウロウロできぬ)

 

怖すぎで現実逃避なのか子がストローラーで寝始める始末。

ゾウもゴリラもコアラもキリンも見れてないが帰宅。

 

初動物園は、パンが美味かったなという思い出。

もう少し涼しくなったらリベンジ動物園しよう。

そして、母はもう少し丈夫なパンツをはいていく。

ヤギは怖いが、モルモットは可愛いはず。

しかし、ヤギ凄い積極的。母も怖かった。

 

 

 

 

 

 

くるくる問題

 

子の髪をどうするのが正解なのか悩んでいる。

極細猫毛の巻き毛なのだ。短髪だと勿体ない気がする。

なんせ何もしなくてもジルベール感が凄い。

こんな天然ジルベールをいがぐり頭になんかしたら

竹宮先生への冒涜!と思ってしまう。

あと、我々夫婦は子の頭を絶壁というか何というか失敗こいたのだ。

生れた当初は綺麗な頭の形をしていたのだが、

余りにも寝ないのでベビービョルンを導入した所、

首を曲げて寝ていたようで後頭部が何か斜め絶壁へトランスフォーム。

ほんと寝れなさ過ぎでギリギリだった我々は、

「頭は毛で隠せ。なんせカーリーだから、問題ない!」と、

寝てくれる事を優先したのだ。

ただ、やはり半年過ぎた辺り(まとめて寝るようになった頃)に

「やっぱオウムばりのヘッドギア矯正したほうが・・・」と

子の頭問題に直視しようと思ったが、専門医は東京or神戸。

月一での通いで費用も何とかなる範囲だったので

そここそ真剣に考えたが、やはりここでも

「カーリーヘアーだから、短髪しない!だから絶壁でも大丈夫」と

何が大丈夫か知らないけど、頭矯正を断念。

 

もやは子に短髪の選択肢など無いのだ。

自分もたいがい絶壁だが、子も絶壁。

絶壁頭は親の怠慢だ!と実母を弾劾していたのだが、

寝ている子を刺激し、起こすリスクを孕んだ

頭ポジションの修正・・・自分達には無理だった。

ほんと寝てくれるなら藁にもすがる精神状態だったな・・・白目。

 

フワフワ毛をトリム程度には切った事があるが基本伸びっぱなし。

まっすぐに伸ばせばおかっぱ頭ほどの長さはあるので長い。

目にかかるのは良くないので、頭頂部で団子をくくるっている。

外国人力士の新弟子時代のような仕上がりだ。

顔もあまり男らしい作りではないので、出先では女の子と言われまくり。

アメリカ滞在時など、一度もHeと言われなかった。全てShe。

否定すんのも面倒なので、放置してたけど、Heだからぁ~

 

いくら男の子な洋服着せても、髪くくってると女の子だと思われるのか?

今は良いけど、自意識が芽生え出して女の子と毎度間違えられたら

子の成長過程において何か屈折した感情が芽生えたらと懸念がある。

 

う~ん、どーしたもんか。

けど、長髪が子にとっても良く似合う。

あのくるくるフワフワ巻き毛を短髪とか無理だ。

くるくるフワフワに顔を埋めて、マミーの可愛いさんは何処だぁ~!!

と叫び倒す日課が辞められぬ。

 

とりあえず、子が何か言うまで新弟子スタイル続行。

面倒くさいが、男の子です!キリっと言いづけるしかない。

 

f:id:narippa:20170905141624j:plain

 

シーソーでご機嫌な新弟子スタイルの子。

 

 

 

怒れる男

 

子に妹宅にてお泊りをさせてみた。

しかも、すでに二回目。二回目という事で二泊!

 

いやぁ~リフレッシュだ。スーパーリフレッシュ。

子がいない生活ってそういえば、こうだったわぁ~

仕事帰りに買い物行ってみたり、ご飯食べに行ったり。

だらだら海外ドラマみて、おやつ食べて、グースカ寝てさ。

レイトショーで映画なんぞも見に行ける!

(何も見たいのないけど、映画に行きた過ぎでスパイダーマン見てやった)

 

子は己が命より大事(大げさだけど、わりかし本気)だけど

それでもやっぱリフレッシュ大事だわぁ~

何より夜通し起きる事無く寝れるのって、疲れ取れるのね・・・

忘れてたよ、ほんと。ぐぅーぐぅー寝てやった。

 

子が帰ってくる日の朝にビデオチャットで子を呼ぶと

妹子達と追いかけっこしてキャーキャー言ってたくせに

30秒くらい考えこみ、突然の号泣。そして手をぶんまわしゴリラ怒り。

そして床につっぷし、バンバン床を叩いて怒り泣き。

 

何なのそれ・・・w

我々両親が知らないと思うのか?我々が妹宅から去っても

妹子達とご機嫌に遊び、ご飯もモリモリ食べ、夜泣きもせず寝て

海まで連れていってもらった事を知っているんだぞ!

子よ、思いっきり他所のおうち満喫してるクセに、

「俺をこんな目にあわせやがってぇ~!!」演出をするんだw

そして知っている、チャット後にケロっとして遊び復帰する事も。

 

なんか毎回子だけで妹に預けると、この怒りパフォーマンスをする。

色々とメンタル的に面倒くさい男だな・・・子。先が思いやられるよ。

 

妹宅から帰宅後、やはり主人に怒りパフォーマンス。

私が仕事から帰り再会時、やはり怒りパフォーマンス。

そして、ひょっとしてオッパイの事を忘れているかな?と

淡い期待をしていたのだが、更なるオッパイへの憑りつかれ激化。

もはや夜通し乳首を咥えていると言っても過言ではない状況となった。

 

うぅぅぅぅぅ、断乳したい。もう嫌だ。

寝れないし、咥えていない乳首を確保しておきたいのか

空いてる乳首を握る始末。握らせない攻防で更に寝れない・・・

誰もとらないから!と、うわ言のように訴える日々。

 

寒くなる前に断乳を行おう、もう無理だ。

一週間くらい妹宅で強化合宿だな・・・・

断乳&リフレッシュ、悪くないw

 

 

f:id:narippa:20170831143734j:plain

海を楽しむ子。どぶ川みてーな海は、母お断り。

 

 

 

 

知り合いの話②

基本的にカルフォルニアの人々は洗練されている。

そして、差別恰好悪い!という美意識がある。

ただ、美意識=自分を良くみせる為なだけで信念におけるNO差別では無い人もいる。

また、白人=優位者という何かわからないマインドで非白人は劣るべき存在だが、

クリスチャニティ精神で劣る存在に対しても

慈悲の心で同じようにしてあげてるみたいな人もいる。

まぁ色々とそれぞれ思う所があって、

腹の底で白人と有色人種が同じなワケねーだろ!と 思っていても、

そういった感情はパブリックでは出さない。

 

※何故、差別がダメなのか?という事に関しては割愛。

言い出したらキリがないし、書ききれない。

ただ一言で言うなら、「気分を害する」に尽きる。

 

言っておきたいのが多くのカルフォルニアの人は、

理由は何であれ人を差別するのはマジで意味不明という

人として当たり前のモラル感情で「ダメ!差別」なのも事実。

唯一とまでは言わないけど、トランプあほだぁ~とパブリックで

話していてもトラブルが起きない州じゃないかな。

他の州だと、本気でグレートアメリカ馬鹿いるから・・・・

 

さて、B氏の家族だ。B氏は6人姉兄弟。

基本的にインテリ家族なので、差別的な考えはみっとも無い事だという考えはある。

ただ兄②は、典型的なアホというか、

トランプサポーターでB氏の憂いとなったそうだ。

SNSにて、土人はメキシコに帰れ!●●●(ブラックの差別呼称)のば~か!!!等の

とても大卒とは思えぬような幼稚なトランプサポートを展開。

「グレートアメリカを白人の手で取り戻そう!」と、

本当にこんな事を言うヤツが カルフォルニアに存在するのか、

しかも俺の兄貴ONZ←とこんなんだったらしぃ。

「アホとは思っていたが、ここまでアホだったとは・・・」とB氏を

絶望のどん底に落としいれたのだ。

B氏の勤める高校は100%非白人なのだ。

そして、その子供たちを希望ある未来へのお手伝い、

またその子供たちがより良いアメリカを作っていく事を

サポートしてる身としては見過ごせない。

「家族して彼の間違いを指摘しなきゃいけない、それが家族だ」と

兄②の元へ乗り込んだB氏。

結果・・・・・兄②は全く聞く耳持たず。

そりゃそーだ、アホだから↑みたいな事言うワケで

B氏の話を理解できる知能があるなら↑みたいな事を言うワケがない。

そして、さらなる不幸がB氏に。

揉めにに揉めまくり他の兄弟も二人の仲裁に入る事となったそうだ。

そして、B氏に兄弟は言う、

「兄②の言う事も一理ある。グレートアメリカは白人主体じゃないと・・・」と、

大分オブラートに包んで上記の事を言い、

B氏に理解も求めたそうだ。

 

そしてB氏は「俺は家族を失った・・・・」と大変落ち込んだそうだ。

結局B氏のようにトランプのアホ妄言を妄言として捉えていたのは

兄弟のうちB氏と兄①だけで、他の連中全員隠れトランプ支持者だったのだ。

笑っちゃいけないけど、笑いが止まらぬ。

まさか、こんな身近にトランプ政権発足で一家離散した人がいたとは。

あと、恐ろしいのが兄②の嫁なのだが、なんとフィリピン人なのだ。

フィリピン人、白人じゃないよぉ~。ぜんぜん白人じゃないぃ~

トランプ支持をして、白人至上主義を掲げるという言うことは

己の妻を否定している事というのがコネクトしない脳とか凄い。

その辺を噛み砕いてB氏が訴えても、ぜんぜん理解できない兄②。

いや~馬鹿のアメリカ人のサンプルみたいなトランプ支持具合が

震える程に笑わせてくれた。

もの凄い過激な事を言ってKKK一歩手前みたいになのに

横にはフィリピン人妻。 ごっついボディビルダー妻。

しかも二代目も初代同様のボディビルダー フィリピン人妻。

ブレがない!!!!w

 

こんな糞みたいな兄②なのだが、言ったらお終いなのだが根は悪い奴ではない。

実は初代妻は兄②と結婚した時点でフィリピンに子供が3人いたのだ。

そして不法滞在からの結婚だったのでグリーンカードをとるのに10年近くかかったそうだ。

そして晴れてグリーンカード取得後、子供たちを呼び寄せた。逞しいw

そして目的が遂行された故にか何か知らぬが兄②と離婚の運びとなる。

ただ、この離婚時に子供①は兄②と離れる事を拒否し、兄②の元に残ったのだ。

何の血の繋がりもなく、数年一緒に住んだダケの兄②を

実母よりも一緒に居たい人間だと 兄②を選んだのだ。

そして、成人するまで兄②は子供を世話したという人間力

なかなか出来る事ではない、実母を超える父力。

子供の事を愛してたんだなぁ~と伺える。

こういう何故こんな他者には糞なのに、父として最高なの?みたいな

脳が色々と直結してないタイプのアメリカ人は結構多い。ほんと謎な国だ。

 

B氏は悲しみにくれている。

ただでさえトランプが大統領になったのがブッシュ政権発足時以上にショックなのに

更に家族がまさかの隠れトランプ支持者に、声高にトランプ支持を謳う馬鹿。

 

頑張れB氏!あんたの教え子達が国を将来的には良くしてくれるよ。

そう願ってる。

 

 

知り合いの話①

 

友人というか、友人の元彼氏(以降B氏)なのだが

ほんとB氏の人生はドラマのようだ。

別れても付き合いがある友人から、彼の近状を聞くのが毎度渡米時の

お楽しみだったのだけど、今回も笑わせてくれた。

 

B氏はアッパーミドルクラス出身の白人で、

私が付き合いのある人間の中でもっとも人間が出来ている。

聡明で人間力も高く会話も面白くジョークも言える、

ほんと文句なしで「素晴らしい人間」だ。

白人なのに見た目が志村けんというオプション付きなのも良い。

若い時はボーイングで宇宙衛星の技術者だったらしいのだが

自分がしている事は人殺しだ・・・と思い悩み

ボーイングの軍事衛星の責任者だったそうだ)

年収4000万を捨て大学院に戻り、高校の先生になった。

現在B氏が勤務する高校は特殊な高校で普通の高校ではない。

WATTSというLAカウンティにおける治安最悪地域にある。

ギャング関係者しか住んでいないと言っても過言ではない。

そういうった地域でも優秀な子供たちはいるわけで、

家庭環境に問題がある子供たちにも教育のチャンスを与える

プロジェクト高校でB氏は教師をしている。

在籍生徒は本当に皆優秀らしく、奨学金をとり有名大学へ進学していくそうだ。

最初は白人であるB氏は生徒から虐めを受けていた。

「白人が何を偉そうに分かったふりを」的な感じなのだろう

授業中に生徒達からチートスを投げつけられ、

授業終了後にチートスを掃除するB氏。

アメリカの高校はクラス内の備品は教師が用意するのだが

その備品を盗まれまくるB氏。可哀そうw下がり眉で悲しい顔のB氏が浮かぶ

「初めて差別が何かって事か分かった気がする」と友人にこぼしていたそうだ。

ふふふふ、白人であるB氏は肌の色が違うというダケで理不尽な扱いを

受けた事がないのだ。そんなB氏もWATTSの高校では差別を受ける側なのだ。

生徒達からの手厳しい洗礼を受けるも、本当にB氏は良い奴だし教師として

大人として生徒達と向き合う事半年、徐々に生徒達が受け入れだしたそうだ。

親戚からレイプされている生徒や、親から身体・精神的な虐待を受ける生徒

家族がギャングの抗争で亡くなる等の生徒からの相談を親身に受け止め

彼が出来うる全ての事をしつくすB氏。

生徒達に明るい未来が先にあるという事を導くB氏は本当に良い先生だと思う。

B氏は生徒達の知的好奇心の探求をサポートするにも熱心で

自らスポンサーを探し旅費を工面。

当時はまだキューバと国交断絶中にもかかわらず生徒数人を

キューバに引率しカストロ議長のスピーチ6時間耐久に行くなど

生徒たちに素晴らしい夏の経験を提供する等をしている。

ちなみにB氏は一切スペイン語などわからない・・・

何を言ってるかわからないけど、すごい心に響いたそうだ。

かわっとんな・・・

 

B氏の家のガレージは物が溢れかえりゴミ屋敷みたいになってるのだが

一つ一つを見ると、生徒達からのプレゼントだったりメッセージカードだったりする。

それを見ると、あーB氏はあの高校には欠かせないスーパー教師で

B氏に救われた子供たちは数しれんなと目でみてわかる。

 

そんなB氏に、まさかのトランプ政権余波が今年押し寄せた。

ほんと不幸としか言いようがないのだけど、大笑いしてしまった。

 

②に続く