生活をする

日々の記録

捨てたね・・・・

 

結婚前に、甘いモノが何よりも好きで好きで仕方がない主人を

デザートバフェに連れて行った事がある。日本の甘味は世界一。

勿論、場にいるのは若い娘っ子たちばかりだ。

娘っ子達と同じように目をキラキラさせケーキやらなんやかんや

バフェ台から選ぶ主人を遠くから眺め、乙女め・・・と

茶啜っていたら、同行した妹が大笑いしながら戻ってきた。

 

前に並んでる女子高生が、「あれラモスじゃねぇ?↑」と

言っていたので、ラモスいんの!とキョロキョロしたら

どう考えても主人しか外国人も男性も居なかったそうだ。

ラモスは腐っても元日本代表。あんなずんぐりむっくりでは無い。

おそらくラモスの代名詞であるカーリーヘアーだけで判断されたのだろう。

そもそも女子高生はジャモジャを揶揄しただけなのだろう。

f:id:narippa:20161020143712j:plain

つーか、これちょっと似てるな・・・主人。

言われても仕方が無かったのか?

 

そんなカーリー主人。日本で散髪の運びとなった。

私がいつも行っていたアル中美容師は主人をやんわり拒否。

彼はまぁ良い。良く知ってる仲だし、なんか予想できた。

仕方が無いので外国人が良くいる街の美容院に予約メール。

注意書きとして「異常に毛の細いカーリーヘアーの外国人」と

送った所、驚きの返答がやってきた。

 

「外国人のお客さまは、既存のお客さまからの紹介以外は受け付けません」

ん?????んんんんっ??

これって差別じゃないか??

私の予約は受けても、主人はお断りだそうだ。

私が一度先方で散髪して、その後主人を紹介する形で予約って事?

もう何か掘り下げるのも馬鹿らしいので、両者予約は結構ですで終了。

 

天然巻き毛のお客さまの髪の扱いが難しいので・・・とか

もっとなんか色々理由あったのかもしれないけど、

こんなナチュラルに外国人差別するのって凄いなと衝撃を受けた。

おそらく、このメールを送った当人など差別した気など無いと思うが

アンタ、これアメリカだったら訴訟に発展する案件だよ・・・と

なんだか面倒臭いアメリカかぶれ女な気持ちが沸いてしまった。

 

とはいえ散髪せねばならぬので、新に美容院を探す。

二軒目の美容院は主人を受け入れてくれた。

もともと外国人のお客さんが多い店だったようだ。

当時は関係なかったが、子供の髪の毛も切ってくれるし

なによりシャンプーが気持ちが良い。

 

先日、子のマレットを切ってもらいに家族全員散髪に出掛けた。

マレットは最初の散髪なので保管したいと伝えていたのだが

オーナー氏、ぽいっと下に捨てやがった。

主人がとっさに床から毛を拾い事なきを得たが、捨てたね・・・

 

こんな事で気分を悪くすワケじゃないけど、捨てたね・・・

と少し心の澱となった子の初散髪だった。

主人よりは巻きの甘いカーリーだが、子もいつか誰かに

ラモスじゃねぇ?↑と笑われる日が来るのかもしれない。

そんな時は、マミーはアンタの巻き毛が大好きだよ!と慰めてやろう。