生活をする

日々の記録

鈍る感覚

 

私は、少女も思春期も女としても上手に生きれてなかったと思う。

良くいる自意識が誇大した繊細で面倒で、ある種図々しい存在だった。

思い描く自分とリアルな自分の高低差に息切れをし、

何時も何だか「ここじゃない何処か」感と共に時間を消費していた。

地元でも、地元から越境入学した中学・高校でも、更には留学先でも。

謎の焦燥感と共に生きているのは、楽しい時間があれどもしんどい。

よくある若い時代のヒステリー的な感覚なのだろうけど

本人的にはソコソコしんどいのだ。

 

今ババアとなり、私はイキイキしている。

ババアを上手に生きているのだ。

これから死ぬまでババアとして上手に生きれる幸せ。

ババアになってやっと息が出来ている気がする。

 

何時でも今が一番と生きてきたけど、

確実に今が一番精神的に安定してるしイキイキしている。

10代・20代の頃にあった、キリキリした脆く儚い感覚と感情に

綺麗さっぱりと決別し、立派なババアとして生きれていれる。

脆く儚い感覚と引き換えにババアを手にし、鈍る感覚の存在へとなった。

 

ババアって良い。

しんどかった若い時代を経てババアを謳歌している。

 

 

 

忌々しい

 

わかってはいたけど、やはり目の当たりにすると腹立たしい。

 

子が、主人が居ないと泣き出すわ、

私よりも主人にピタっとくっ付きに行く件・・・

 

そりゃね、一緒に過ごす時間は絶対的に主人が長いわけで

おまけに休みの日に一人で出かけたり、

子が寝静まってから一人で友人と茶を飲みに行ったりしますよ。

当然と言えば、当然の結果なワケでイライラしたって仕方が無いが

「糞主人め調子のんなや!」となるワケですよ。

主人めっちゃ気を使って、

「違うよ同じ位君の所へ行くし、君が居ないと泣いてるよ!」

いやいや、主人がアホみたいに長いトイレの間は泣いてるけど

私がクイックトイレに行っても子の泣く声は聞こえませんけどぉ~

 

納得の上で稼ぎに出かけ(むしろ喜んで)

自分の都合で主人&子を置いて出掛けたりしてるけど

私<<<主人の構図は非常に面白くない!!

 

ふふふ、世のお父さんより全然お世話してるし

子の為に稼ぎに出て、大黒柱として頑張ってる仕打ちが

私<<<主人かよ。あーーー面白くねーーーーーの!!

 

子の世話を四六時中したいワケではないが、

子の一番は私であるべきという欲深き心。

ま、仕方が無いから良いんだけど、

けどやっぱ何か忌々しいな・・・という気持ちは止まらぬ。

 

 

ピエロ風味

 

そろそろ季節も暖かくなってきたので、

子の春&夏物の洋服を揃える事にした。

何時もは通販でCarter’sでシーズン毎に買うようにしていたが

夏に渡米もするので今回はお休み。送料も馬鹿にならん。

 

新生児の時のように不必要なアイテムは買わないと

己を戒め予算とルールを立てた。

①トップスは1000円前後、ジャケット等なら3000円まで

②ボトムは2000円までなら可

トータルで2万くらい

 

こうでもしないとマジで「これ可愛い★」とアホみたいに

買ってしまうので、新生児時代の同じ轍は踏まない!!

我が家は一馬力一家なのだ。夏の渡米も控えている。

あと、去年のセールで既に買っている夏物も数点あるのだ。

 

3連休に街まで出るのが面倒だったので

とりあえず無印良品に降臨。

無印と言えば、縞々だ。買わずにはおれぬ。

 

男子だがピンクが良く似合うのでピンク長袖Tシャツ購入。

 

 

よし、次!ユニクロだ!

お・・・縞々の黒あるのね。

黒の縞々いるわ。絶対。

 

f:id:narippa:20170324131923j:plain

 

縞々しか買っていない・・・

しかも、妹子①&②にも黒ボーダーを買ってやったので

赤子×3泥棒一味のユニフォームの様になっている。

 

このまま無印とユニクロにいたらボーダーしか買わないという

アホみたいな事をしそうなので近くにあった西松屋に移動。

「探せば何かあるだろう」という考えが根底から履がえされる。

 

ない!!いや、あるけどない!!

なんで、こんなに派手な服しかないんだ。

星柄生地に動物の顔、おまけになんかバイカラーで袖の色が違う。

色も基本原色。目がやられる勢いで色の多様性たるや。

探せど、探せどシンプルな服は無い。

シンプルな無地でも、なぜかデカいアップリケが施されたり、

I am a boy!!!

It's a sunny day!!!

Whcih one do you like it??!!

We are friends!!!!

等、謎のメッセージが書いてある。

「日本人は洋服で我々外国人にメッセージ送るの本当に好きだねw」

と、完全に馬鹿にした目つきで主人がニヤニヤしている。

 

難しい、私のファッションセンスでは西松産で

子のコーディネートを成立させるのは難しすぎる。

ピエロな子しか出来上がってこないハズだ。

 

子供時代くらいしか、あんな派手な服着れないのはわかるが

普段超絶シンプルな装いしかしない我々夫婦に激派手な子は手に負えぬ。

子よ、すまぬ。母は面白みのない無地で色目も抑えめな物しか買えない。

 

西松での衝撃で疲れてしまい買い物終了。

結局自宅でZARAをネット通販。

色味もデザインもシンプル。お値段もお手頃。

情熱の国スペインのZARAより、西松屋の方がパッションが弾けていたな・・・

 

 

 

 

不順な奴は不安定

 

当然と言えば当然なのだが、

生理不順なヤツは精神的に不安定


この法則を友人と見出した時、今後新規で出会った人には

「生理不順な方ですか?」といきなり不躾な質問をして

その女が面倒なヤツかどうか見極めるなんとも簡単な精査法を

見出したと大騒ぎをした。世界の真理ここにあり!と。

 

ホルモンバランスが関係している故にだとは思うが

まぁーーーーー本当に生理不順人の面倒臭さたるや。

色々と面倒な方向性はあるが、とにかく面倒の一言。

生理がきちんと一定周期であり、パッと終わるヤツは

大概面倒な女ではない。良く言えば大らか、悪く言えば雑。

 

婦人系で色々と問題を抱え、かつ超絶精神不安定で

扱い難さがやべぇ~wという古くからの友人がいた。

もともとの気質で難しい人だが、洒落にならん位に精神不安定だった。

ホルモンバランスも崩れていた上に激務でストレスMAX。

30代半ばに差し掛かり、体力気力だけで婦人系の問題を乗り切れず

入院してモロモロの処置をし生理順調さんへとトランスフォーム。

劇的に扱いやすさが向上した!もの凄い精神安定してるぅ~

5年前の彼女とは比べ物にならない程に安定しているのだ。

ますます我々の不順な奴は不安定説のエビデンス補強となった。

 

色々とデリケートな問題なので友人であろうと

あんた不順だから不安定。マジで婦人科行きな!と

軽々しく言えないが、ほんと不順な人は治療した方が良い。

体も楽になる上、絶対に精神的にも安定する。

 

我々はホルモンに支配されてる動物なのだ。

そこらへんを忘れてはいけない。

 

 

 

 

行き詰まる離乳食

 

子の食が細い。とにかく集中力が無い・・・・

うすっぺらい集中力なので食事中に何か他に気になっちゃう事が

発生すると食事終了となる。

もともと余り食べないので、用意している量だって少な目なのに

さらに集中が途切れて終了となったら全然食べていない。

こんなに食べなくて良いのか?と不安になる摂取量。

手づかみ食べもするし、好物(ヨーグルト&白いパン)は

無心で食べるので食べる事に興味は無いワケではない。

しかし普段の食べっぷりが余りにもか弱い・・・

母乳も入眠の儀式で吸ってるダケなので栄養なんて取れていない。

粉ミルクもあんまり飲んでいない。というか、既にフォローアップに

切り替えているので、そんなに栄養含まれていないハズ。

 

ムチムチで確実に大きくなっているので

まぁ問題ないだろうと気楽には構えているが

やはり心配なので少量でも栄養の取れるモノを取り入れていこう!と

主人との子育て会議の結論となった。

 

差しあたって今まで避けていたレバーを投入する事となった。

私も主人もレバーが好きではない。というか嫌いだ。

フォアグラなんていう有り難い食べ物が出ても手も付けない。

結局レバーだから、後からレバーの風味が追いかけてくる。

レバ刺しなんか全然禁止で構わない。

パテ等も中身の確認をしてからしか手を出さない。

なんせレバーは必ず激しい自己主張をして、「ワイやで!」と

レバーのご挨拶が舌に広がる。心底味が好きではない。

決して食わず嫌いではない、何度も美味しいとされるレバーを

食べて死闘を繰り広げた結論なのだ。

 

レバーを手元に置きたくないので一度も子にも用意した事がない。

結構な量で売られているレバーを我々が自分たちの食事に

転用するなど断固拒否なので今まで買おうともおもわなかった。

調理もしたくない。臭いダケで「うぇぇぇぇぇ」となる。

臭いも嫌なのでビンのベビーフードも選択外。

 

しかしもうやるしかない!肉屋でレバーを最小単位で購入し

臭いで子が拒否しないように丁寧に下処理。

野菜とトマトのスープを作り、その中にレバーを投入し

火が通ったらブレンダーでかき混ぜパテへと変貌させた。

ううぅぅぅぅぅ、キッチンがレバー臭い。主人も嫌な顔をしていた。

 

ドキドキの初レバー

結構な勢いで子が食べている・・・

喜ばしい事なのだが、母は複雑な心境だ。

これからも作らないといけない苦痛。

子には大きくなって欲しいが、何処か心の中で

食べないからやっぱダメだね!を期待していた

 

自分たちの食事適当でも子の食事だけはちゃんとしている。

子をちゃんと育てる我々夫婦は良い親なハズ!

そうでも思わないとやっとられん・・・

色々面倒臭いぃ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出産後半年で仕事復帰する予定だったので主人に

「あんたどうやって子をお世話すんの?」と尋ねたら

「棒でえぃえぃ&poke poke(突く)って育てる」と

近くにあった棒状のモノで私を突っついてきた。

サーカスの動物じゃないか・・・・

主人は思考回路が通常の30代男性とは別次元の人なので

アホみたいな事を言わずにはいられない病の人なのだ。

余りに馬鹿らしい事を言うので大笑いした私も悪かった。

 

出産するまで彼は棒で突くpoke poke jokeをたいそう気に入り

何かに付けて私を突っつき、腹の子も突っついていた。

度が過ぎると最高にムカついたので渾身のゲンコツと共に

「Fuck you Ass hole!!!」と返礼をしていた。

 

子が産まれて、poke poke jokeなんてやってる場合じゃない程に

子の世話に追われていたので忘れていたのだが、

モノを上手に手で掴めるようになって以降、子がやけに棒に執心なのだ。

とにかくあらゆる棒を手にせずにはいられない。

モップの柄のような長いモノもハイハイしながら手にして移動。

メイクアップブラシも耳かきもシャープペンもストローさえも

兎に角棒状のモノに目が無い。

 

主人が、

ねぇ?棒に憑りつかれてない?子?

アンタがワケのわかんないpoke poke jokeばっかしてたからだよ・・・

 

f:id:narippa:20170311104001j:plain

 

散歩の途中に、工場にカチコミに向かう子。

主人から「子が今から強盗に入る」とメール共に送られてきた。

何処で手に入れたんだ、その棒は・・・

 

棒を与えておけばご機嫌なので助かるのだが

最近その棒で我々を叩いて痛がる様を見て笑っているのだ。

私が主人にして笑っていた事を子がやっている。

 

色々とマズいんじゃないか?と思う子と棒の関係性だ・・・

poke poke jokeが悪い感じで子に影響を及ぼしてしまった。

我が子は棒に憑りつかれている。

 

 

 

 

 

妄想泣き

 

社長の娘の結婚式に出席してきた。

新婦(娘かつ同僚)&新郎(同僚)=会社の人間ばかりの出席者

他の親族兼同僚が数人おり、正直会社の宴会感はんぱ無かった。

 

特別、新婦&新郎と仲が良い訳ではないが、

新婦と同じ部署なので部署全員参加&同じテーブル。

授乳中なので昼間から飲酒する気にもならず運転手をかって出たので

同僚&上司を送迎。もう仕事としか言えない・・・

新郎&新婦友人の数より会社関係の人数の方が多かった。

 

そして流される二人の馴れ初め&デート写真。

あぁ入籍日は付き合った日なのね。

あぁ、あそこでプロポーズしたんだ。

へぇ~そんな第一印象だったのね。

あ!あの時ってそういう事だったのか!

あらまぁーラブラブ(古い)写真を惜しげもなく大量放出

眩しい・・・2人の軌跡がババアにはキラキラし過ぎで眩しかった

 

知りたくもない同僚2人のヒストリー。こちらが気恥ずかしいのだ。

よーこんなんやれなぁ~と思っていたら

上司がぼそりと、

「俺がディズニーで被り物してる嫁との写真見せられたらどうする?」

「小さく悲鳴を上げた後に目を伏せて、もう見ないようにします」

夫婦で同じで会社で働いていけれるメンタリティは、

同僚にデート写真を見られても動じない鉄の心だなと結論づいた。

 

人前で自分の事では絶対に泣かないのだが、

他人事ではかなり涙もろいのでバージンロードを歩く前に

ベールを母(ある種同僚)から降ろしてもらう新婦(同僚)を見ては涙。

バージンロードを社長と歩く新婦(同僚)を見ては涙。

社長の手から新婦(同僚)の手を新郎(同僚)に渡すモーメントなど

えづく寸前だった。あぁーーーー嫁に行っちゃう~みたいな。

既に入籍済だったので既に嫁に行ってるのだが、

手元を離れるというビジュアル感がババアの涙を誘って仕方がない。

 

子がこうやって自分の元から立派に独立し、

自分の家庭を作っていく瞬間を妄想して涙が止まらなかった。

私のBABY BOYがぁ~と、一歳になったばかりなのに

はるか先に起こるかもしれない未来を既に脳内で展開。

うぅぅぅぅぅぅ、あんなに小さかった子が立派にぃ~

親御心が垂れ流しだ。

娘もいないのに、社長と社長夫人の心を思って涙が止まらぬ。

 

披露宴メインイベントの新婦の挨拶など、もう見ていられぬ。

産まれた時と同じ重さのテディベアを新婦から渡され

クマを抱え見つめる社長。なんて悲し気で頼りない顔なんだ!

あんなに何時も無茶な事しか我々に吹っ掛けないヤベーおっさんが!

子を抱いた瞬間の何とも言えぬ感情が甦り、

あーーーあの時の嬉しさと責任感を社長は今鮮明に思いだして

ここまで育った軌跡を走馬燈のようにぃ~と、

社長が何考えてるなんか知りもしないのに妄想泣きが止まらなかった。

 

子が産まれてから初めて結婚式に出席したので

結婚というモーメントは親になると感じ方も変わるのだなと、

化粧をハゲハゲにして帰路についた。

 

ベッドに入り、あー今頃社長はあのクマを抱えて泣いているかもしれない

うぅぅぅぅぅぅぅぅ、子が独立するの寂しい~と、

突然泣き出したので主人がパニック。

「まだ一歳にやっとなった所なのに、もうそんな感情を・・・」

と完全に呆れていた。

 

子の結婚式とか過呼吸起こしそうな位泣きそうだな。

何時までもMama boyで家に居られはかなわないが、

それでもやっぱ手元から離れる妄想は涙が止まらぬ。