生活をする

日々の記録

妄想泣き

 

社長の娘の結婚式に出席してきた。

新婦(娘かつ同僚)&新郎(同僚)=会社の人間ばかりの出席者

他の親族兼同僚が数人おり、正直会社の宴会感はんぱ無かった。

 

特別、新婦&新郎と仲が良い訳ではないが、

新婦と同じ部署なので部署全員参加&同じテーブル。

授乳中なので昼間から飲酒する気にもならず運転手をかって出たので

同僚&上司を送迎。もう仕事としか言えない・・・

新郎&新婦友人の数より会社関係の人数の方が多かった。

 

そして流される二人の馴れ初め&デート写真。

あぁ入籍日は付き合った日なのね。

あぁ、あそこでプロポーズしたんだ。

へぇ~そんな第一印象だったのね。

あ!あの時ってそういう事だったのか!

あらまぁーラブラブ(古い)写真を惜しげもなく大量放出

眩しい・・・2人の軌跡がババアにはキラキラし過ぎで眩しかった

 

知りたくもない同僚2人のヒストリー。こちらが気恥ずかしいのだ。

よーこんなんやれなぁ~と思っていたら

上司がぼそりと、

「俺がディズニーで被り物してる嫁との写真見せられたらどうする?」

「小さく悲鳴を上げた後に目を伏せて、もう見ないようにします」

夫婦で同じで会社で働いていけれるメンタリティは、

同僚にデート写真を見られても動じない鉄の心だなと結論づいた。

 

人前で自分の事では絶対に泣かないのだが、

他人事ではかなり涙もろいのでバージンロードを歩く前に

ベールを母(ある種同僚)から降ろしてもらう新婦(同僚)を見ては涙。

バージンロードを社長と歩く新婦(同僚)を見ては涙。

社長の手から新婦(同僚)の手を新郎(同僚)に渡すモーメントなど

えづく寸前だった。あぁーーーー嫁に行っちゃう~みたいな。

既に入籍済だったので既に嫁に行ってるのだが、

手元を離れるというビジュアル感がババアの涙を誘って仕方がない。

 

子がこうやって自分の元から立派に独立し、

自分の家庭を作っていく瞬間を妄想して涙が止まらなかった。

私のBABY BOYがぁ~と、一歳になったばかりなのに

はるか先に起こるかもしれない未来を既に脳内で展開。

うぅぅぅぅぅぅ、あんなに小さかった子が立派にぃ~

親御心が垂れ流しだ。

娘もいないのに、社長と社長夫人の心を思って涙が止まらぬ。

 

披露宴メインイベントの新婦の挨拶など、もう見ていられぬ。

産まれた時と同じ重さのテディベアを新婦から渡され

クマを抱え見つめる社長。なんて悲し気で頼りない顔なんだ!

あんなに何時も無茶な事しか我々に吹っ掛けないヤベーおっさんが!

子を抱いた瞬間の何とも言えぬ感情が甦り、

あーーーあの時の嬉しさと責任感を社長は今鮮明に思いだして

ここまで育った軌跡を走馬燈のようにぃ~と、

社長が何考えてるなんか知りもしないのに妄想泣きが止まらなかった。

 

子が産まれてから初めて結婚式に出席したので

結婚というモーメントは親になると感じ方も変わるのだなと、

化粧をハゲハゲにして帰路についた。

 

ベッドに入り、あー今頃社長はあのクマを抱えて泣いているかもしれない

うぅぅぅぅぅぅぅぅ、子が独立するの寂しい~と、

突然泣き出したので主人がパニック。

「まだ一歳にやっとなった所なのに、もうそんな感情を・・・」

と完全に呆れていた。

 

子の結婚式とか過呼吸起こしそうな位泣きそうだな。

何時までもMama boyで家に居られはかなわないが、

それでもやっぱ手元から離れる妄想は涙が止まらぬ。