お猫さまのお力たるや
我が家には先住のトラ猫のトラさんがいるのだが、
トラさんは自分以外の小さきモノを認めない。
中々の性悪猫さまなので、当然赤子など眼中にない。
主人が越してきてストレスを溜めベッドに糞を置き去りにしたり
消化半分ほどの野ネズミをベッドに吐き置きするなど、
数々の蛮行をされどもトラさんを受け入れるのみ。
お猫さまのお世話というのはそういうモノなのだ。
(そう思わないと無理。マジで言う事なんか聞いてくれない)
主人にも、「あんたより先住のトラさんをもっと敬愛しろ!」と
何度も忠告してきた。
子が産まれ、今まで全てにおいて優先されていたトラさん案件も
優先されない場合も出てきたのでストレスが更に加速。
されども、さすがお猫さま。赤子は傷つけない。
どれだけストレスが赤子で溜まろうが、赤子本人には向けない。
我々夫婦が困る事だけをなさる。
「おまえらの監督不行き届き故にの制裁だ!」と言わんばかりに
今まで障子など引っ搔いた事もないのに、子が絡んだ翌日に障子を引き裂く。
妹子①もトラさんが目の前にくると「ひぃぃ~」と喜びの奇声を
あげていたのだが、子もやはりトラさんが気になって仕方がない。
気になって仕方がない心が体を突き動かし、ソファに横たるトラさんの
ふわふわお腹を触るべく何の予兆もなし突然つかまり立ちを達成。
まだズリ這いもハイハイもまだなのに、いきなりのつかまり立ち。
さすが、お猫さまのお腹。触りたいよねぇ~、母もトラさんのお腹大好きだ。
当然、トラさんは不機嫌。お腹を触られるのは好きだが
子の乱暴な触り方ではストレスが溜まるだけ。
すみません、トラさん。少しだけ付き合ってやってください。
我々両親からも子によく言い聞かせますんで。
7か月と1日でつかまり立ち達成。
子がどんどん育っているな。