もう読めない
前は暇さえあれば本やら漫画やらを読んでいたのだが
加齢のせいなのか、疲れきっているのか読む気にならない昨今。
本屋に出向く回数も減り、読書量も俄然右肩下がり。
老眼が始まってる気がする中年新米母はマジで書物が読めぬ。
他人の私生活をのぞき見するブログパトロールが限界。
せっかちなので余り物語的な長編小説は余り読まなかったのだが
ルポ物が好きで、好んで読んでいた作家がいた。石井光太氏だ。
アジアの貧民街に乗り込んで現状を割かしフラットな視点でルポしている。
あまり読んでいて気分の良い内容でないのだが、
知っておきたいという知識乞食根性が働き、ふぅーふぅー言いながら読んでいた。
さて現在だ、石井光太アレ発症。
基本的に彼の文章は子供が過酷な環境にいるルポなのだ。
ババア母、子が過酷になっちゃたら妄想止まらず読めない。
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など日本で起きた虐待事件を扱っている。
胸糞悪すぎだわ、亡くなった子供の事を考えると
もうタイトルだけで得たいの知れない怒りが沸く。
あんな可愛い赤子より、己の感情と欲望を優先するなど
全く理解できないし、恐怖すら感じる。
人間のプリミティブな衝動が親という立場になっても
抑える発想すらないモンスターが一定数いる社会。
そんな所に子を自立させていかないとか怖いわぁ~
そういう人々の何かを知っておく為にも読んだ方が
子を守るという意味で必要なのかもしれないけど、今は読めない。
小さい子供の悲劇は、子に起こりえなくても心が痛む。
前までは、他人事で片づけられた感情も今は違う。
自分の事だけ考えいた自分にとっては驚きの感情だ。
ちょっとずつこうやって自分も親という自分以上に
守る存在があるモノになっていくんだなと実感している。